月刊俳句誌「ゆめ」俳句会
投句作品
嫌な先輩や、うるさい先輩の居ない新しい俳句会
俳句に文句の言いたい人、俳句や俳句会に不満のある人
とにかく俳句を始めてみなければ何も言えませんよ!

(2025年10月21日~2025年11月20日分・結果)
捨て畑に大きな南瓜ふたつほど
かつみ
熊の鈴幾つも付けて下校の子
勇次
冬空に国際線の飛行灯
真由美
横浜港クルーズ船に冬夕焼け
徹
四阿に焼藷分ける親子かな
憲子
浅草寺スマホに写る鰯雲
房枝
パチンコに負けた男の冬帽子
次郎
夫帰る温め直すカレー鍋
陽子
小春日や婆ちやん同士長話し
阿佐子
枯れ芒白波の立つ太平洋
美智子
筑波山犬と駆け出すすすき原
晃一
昭和百年師走迎へて仕舞ひけり
裕次郎
時雨かな最終バスに客ひとり
直治
一茶忌の朝は今年も初雪に
アメリカン
スーパーに焼藷売場うまいなあ
ひろし
ホームから冬の夕日の日本海
八重
有り難や新米担ぎ親父来る
直人
置炬燵猫と父ちやん居眠り中
美代子
京都の秋何処も彼処も外国人
君江
熊警報今宵も出てる善光寺
好恵
大熊手担ぐ人無き恵比寿講
ガロ
病院へ友のお見舞ひ冬林檎
幸子
用水も水止められて冬となる
凡太
冬の夜は風が風押す日本海
妙子
町役の忘年会も廃止にす
勝彦
七五三思はず顔がほころびぬ
優子
立冬の日射しに感謝感謝かな
昭子
月今宵その大きさに妻を呼び
裕太
箱根の関所紅葉の錦息を呑む
吾郎
尼寺の躑躅紅葉の艶やかさ
悠司
奥州路ヘッドライトの先に熊
三郎
運動会お遊戯ばかり幼稚園
久子
うまさうな大きな林檎絵手紙に
美奈
新走りしみじみ思ふ物価高
武州
リハビリの道にちちろの大合唱
公平
すすき原軍歌を歌ふ男居り
愛子
太陽の眩しき昼の穴惑ひ
義弘
松手入れ脚立そのまま雨となる
正和
揺れ止まぬコスモスの道諏訪湖畔
一太郎
稲刈られ玄界灘の見える丘
正之
公園のベンチにひとつ熟柿かな
節子
隅田川帽子に止まる赤とんぼ
正
笑みこぼる秋刀魚豊漁独り者
和也

380-0911 長野市稲葉39-1
026-226-2845