月刊俳句誌「ゆめ」俳句会
投句作品
嫌な先輩や、うるさい先輩の居ない新しい俳句会
俳句に文句の言いたい人、俳句や俳句会に不満のある人
とにかく俳句を始めてみなければ何も言えませんよ!

(2025年9月21日~2025年10月20日分・結果)
台風の居座る日本となりにけり
直治
この店はカード決済秋の暮れ
薫
サッカー場秋の白鷺降り立ちぬ
房枝
インバウンド物価の上がる秋となる
凡夫
椋鳥が大群となる長野駅
陽子
物価高政治は無力秋侘し
武州
海風の棚田の稲架が匂ひ立つ
新太郎
ゲートボール仲間も減るや秋の風
武明
園長の部屋の鈴虫良く鳴けり
はるか
無人駅忘れられたか秋風鈴
凡太
赤ワイン心ときめく男かな
妙子
秋淋し女平気で嘘を言ふ
美穂子
地位無し金無し秋思あり
勇次
風に伏し風に起きたる芒かな
美奈
新築の家の明るき赤とんぼ
君江
父母の亡きふる里の今年米
正和
腹の立つ日本の政治秋暑し
ガロ
星月夜鎌研ぐ鉈研ぐお爺さん
憲子
快晴の諏訪湖の岸辺赤とんぼ
雷
通学路昼には刈田広がれり
勝彦
過疎村の柿はたわわに朱を灯す
孝志
残暑かな九十九里浜人多し
昭子
秋簾家主やうやく退院す
徹
秋日濃し村を出たがる我子かな
美智子
新米の価格に農家笑みこぼす
太郎
日本海の沖に漁火星月夜
真由美
マネキンの案山子の瞳緑色
アメリカン
人恋しふる里恋し秋となる
裕太
秋彼岸供花無き墓の多さかな
幸子
東尋坊波の飛沫も秋であり
ひろし
秋の旅は何処へ行けども異邦人
次郎
敬老日同じ手品に同じ歌
優子
朝顔の青ばかり咲く武家屋敷
晃一
工場の跡地の柵に烏瓜
正之
手を繋ぎみんなでゴール運動会
節子
千曲川子ら追ひ駆ける銀やんま
裕次郎
名月や電車一本見送りぬ
八重
円墳の史跡公園芒の穂
三郎
松食ひ虫の被害拡大残暑かな
勝彦
木の実降る一茶ゆかりの屋敷かな
吾郎
グラウンドの白線眩し運動会
義弘
北陸路どの街どの村ちちろ鳴く
一太郎
一茶の地畦道繋ぐねこじやらし
坊主

380-0911 長野市稲葉39-1
026-226-2845