月刊俳句誌「ゆめ」俳句会
投句作品
嫌な先輩や、うるさい先輩の居ない新しい俳句会
俳句に文句の言いたい人、俳句や俳句会に不満のある人
とにかく俳句を始めてみなければ何も言えませんよ!
(2024年12月21日~2025年1月20日分)
繭玉を担ぎ来る子とお父さん
妙子
どんど焼き焦げた匂ひの子が帰る
たけし
左義長の青竹爆ぜて仕舞とす
純子
成人式父は娘の運転手
洋一郎
初仕事先ずパソコンの起動から
京子
去年今年嫌なニュースの中に居り
坊主
初暦印を付ける通院日
美智子
今年また家族の年賀交しをり
太郎
年賀状添書きだけが楽しみに
裕太
七種のパック今年もスーパーに
憲子
爺婆に子ども預けて初買ひに
幸子
使ひ果たす書初めの紙またあした
道子
子供らはスマホゲームに初笑ひ
すすむ
初電車中国人に囲まれる
嵐山
デパートの紳士コーナーお買初め
正和
歌加留多下の句ぼろ負けに
節子
羽子板は硝子のケース床の間に
次郎
福引きの賞品ティッシュばかりかな
奈央
後ろから賽銭の飛ぶ初詣
勝彦
初句会赤いネクタイ妻選ぶ
吾郎
小寒の雨音で目覚めたり
義弘
七種粥お碗と箸は輪島塗
明子
注連縄の講習会は顔馴染み
ガロ
初詣外国人は大声で
徹
新巻の鮭提げ帰る男かな
まさる
雪の止む庭に雀の声がする
アメリカン
ジングルベル心躍らぬ日本かな
悠司
雪起こし越後の空を駆け巡る
旋風
ポインセチア老いの玄関明るくす
健太
県境は雪のマークの高速道
英夫
物価高打つ手無きまま小晦日
新太郎
暖炉燃ゆ客間に赤子眠りをり
百合
強霜や路線バスにも外人客
凡太
北風の海浜公園鴎鳴く
武明
年末の癌の手術に絶望す
正之
姉弟聖樹を飾る歳となり
優子
クリスマスケーキにチキンコンビニで
エミ
赤穂義士話題にならぬ十二月
宏治
牛小屋へ続く通路の雪を掻く
晃一
昼下がり風花の舞ふ風となり
薫
しぐるるや道具そのまま網干し場
房枝
小六月鍬を担ぎて山畑へ
直治
開戦記念日世界の平和まだ遠し
雷
380-0911 長野市稲葉39-1
026-226-2845