月刊俳句誌「ゆめ」俳句会
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(2026年5月21日~2026年6月20日分・季語は夏。結果)
母の日や母と成るには迷ひあり
留美
映画館の切符売場の蚊遣香
幹雄
前掛けに胡瓜どつさりいただきぬ
憲子
聖五月ギャルに憧れ渋谷街
みゆき
珈琲豆香り立つ日や夏来たる
吾郎
川原石動くものあり青大将
和子
田植機の先づエンジンを掛けてみる
節子
夏座敷埃を被る碁盤かな
栄太郎
祇園会は母の面影偲ぶ日に
かつみ
人殺すニュース毎日梅雨に入る
裕太
荒川の中洲白鷺動かざる
直治
水郷の舟に早苗をどつさりと
恭子
日傘傾け道譲り合ふ
阿佐子
蛍火を見つけ子どもをそつと呼ぶ
康子
田水張り水の都となりにけり
文也
網戸貼り替へる夫は器用貧乏
妙子
民宿の夕飯佐渡の鮑かな
裕次郎
能登半島地震の痕ある植田かな
君江
水入れる江の島土産の水中花
勇次
木洩れ日のベンチに黒き毛虫這ふ
徹
山風の心地良き日の夏座敷
八重
糸蜻蛉すいすい諏訪の湖畔かな
美代子
野尻湖の足こぎボート父と子と
三郎
杜鵑花咲く信玄神社の参道に
正之
梅雨に入る少し遅れる路線バス
和恵
石段の隙間の穴に瑠璃蜥蜴
直人
鳥海山見上げ田植も終りけり
公平
長良川鮎解禁の迷彩服
旋風
風鈴がうるさいだけの時も在り
勝彦
咽せるほど緑の深き奧入瀬
幸子
別荘に人の気配や青すだれ
正
夕焼けの雲に母ちやんお父ちやん
ガロ
水溜り燕が泥を運びをり
アメリカン
山姥もひとりの女冷し酒
陽子
詐欺に遭う心配も無し梅雨寒し
晃一
柿の花道に転がる伊香保の湯
美奈
紫陽花の白の盛りや城下町
武州
駄菓子屋の氷いちごが売り切れる
凡太
廃寺に蟻の行列見る親子
優子
癌告知されいろいろ考える夏
禮子
通学路昔のままの桑苺
都
郭公の声する方へ奥州路
次郎
飛石の合間の草を引く男
博之

380-0911 長野市稲葉39-1
026-226-2845