月刊俳句誌「ゆめ」俳句会
投句作品
嫌な先輩や、うるさい先輩の居ない新しい俳句会
俳句に文句の言いたい人、俳句や俳句会に不満のある人
とにかく俳句を始めてみなければ何も言えませんよ!
(2025年8月21日~2025年9月20日分・結果)
母校へと続く坂道木槿咲く
房枝
物価高勘弁してと月仰ぐ
晃一
稲穂波農夫にこにこ高い米
ひろし
子の机アンパンマンと団栗と
未衣
オスプレイ今日も来たぞと秋暑し
吾郎
新米の高値に文句言はぬ民
凡夫
運動会何度も練習バトンパス
美智子
UFOの話聞かなくなる夜長
凡太
秋風に人の恋しき夜となる
裕太
学食も値上げの噂秋暑し
孝志
残暑なほ人力車夫の首タオル
明子
村祭笛の練習遅くまで
たけし
廃村の山に柿の実色付けり
陽子
秋暑し髪刈り上げる八十路かな
次郎
諳んじる般若心経寺は秋
妙子
ほろ酔ひの上野地下街明るくて
正之
北国街道コスモス風に揺れ通し
勝彦
玄関に鈴虫の籠デイサービス
優子
湖の杭の数だけ赤とんぼ
美奈
残暑かな一茶の像は旅仕度
徹
信濃路の土産話や林檎剥く
京子
歩行練習リハビリ室の吾亦紅
薫
星飛ぶや値上げ値上げのニュースだけ
ガロ
開拓の村も廃村きのこ採り
真由美
栗拾ひ剥げ掛かりたる絆創膏
新太郎
写経する父には父の盆用意
武明
公園の何時ものベンチ露湿り
太郎
猿の出る畔にすつくと曼珠沙華
はるか
権力を市長離さぬ残暑かな
義弘
物干し竿蜻蛉が止まる昼下がり
憲子
残暑かな大きなバッグごろごろと
正和
病院の屋上蜻蛉のホバリング
幸子
新涼や胸にひんやり聴診器
アメリカン
栗拾ひお弁当四つ用意する
悠司
落鮎の釣りの仲間が激減し
坊主
志賀高原掻き分けるほど赤とんぼ
勇次
夜長かなブルーベリーを摘まみ食ふ
雷
留守番は爺の役目と新酒汲む
旋風
東京の土産話に秋刀魚食ふ
直治
一面にソーラーパネル芒の穂
英夫
自販機もカード式です秋の空
美穂子
工事場の重機も止まる盂蘭盆会
節子
盂蘭盆や思ひ出話次々に
裕次郎
380-0911 長野市稲葉39-1
026-226-2845