月刊俳句誌「ゆめ」俳句会
投句作品
嫌な先輩や、うるさい先輩の居ない新しい俳句会
俳句に文句の言いたい人、俳句や俳句会に不満のある人
とにかく俳句を始めてみなければ何も言えませんよ!
(2025年5月21日~2025年6月20日分)
日本海の波の穏やか五月かな
嵐山
富士山を源流とする夏の川
京子
産みたての卵を籠に若葉風
徹
村役場国旗のとなり鯉幟
一太郎
親燕野尻湖畔の泥運ぶ
よし子
風薫る見晴らし台の鳥瞰図
裕次郎
千曲川眼下に草笛吹く男
義弘
白鷺の中洲に群るるお昼時
美奈
お見舞ひは固く辞退と若葉冷え
吾郎
歯科医院冷房の効く待合所
千草
バス停にあやめ群れ咲く加賀街道
薰
備蓄米不味いとテレビ夏の宵
政治
東京湾砲台の跡夏日来る
八重子
郭公の声の間近や白馬岳
幸子
受診待つ椅子の堅さや若葉雨
憲子
オートバイ青葉若葉の風の中
和男
縞蛇のするりと消える城の跡
陽子
柿若葉父のぼやきが始まるぞ
民雄
爺さんとふたりの暮らし梅漬ける
坊主
竹の子に鯖缶おまけ信州路
孝志
ジャグリング道化師の業聖五月
たけし
梅を干す庭の匂ひが村中に
純子
大糸線駅までの道花菖蒲
節子
子供の日親子三代中華街
妙子
鳥取の砂丘に遊ぶ夏日かな
ガロ
献血の年齢制限五月晴れ
凡太
故郷は駅の前から麦の秋
愛
草矢射る小諸城址の石垣に
直治
少年の三角ベース薄暑かな
次郎
卯の花やアニメ展示の美術館
アメリカン
梅干すや明日の天気も気になりて
まさる
物価高何とかしろよ閑古鳥
小泉
母の日の母はいつもの母であり
ますみ
戸隠の杉参道の若葉冷え
優子
古古古米何でも欲しい薄暑かな
源内
玄関に少し小さな牡丹切る
百合
登山道崩れしままよ夏すみれ
旋風
髭を剃りさあさぱりと聖五月
美千代
おままごと柿の若葉に盛る御飯
勝彦
卯の花や秘湯へ続く道すがら
敦
母の日の肩叩き券使うべき
裕也
終活と思えど今日の夏日かな
美保子
村ひとつ山へと還る夏蕨
光恵
380-0911 長野市稲葉39-1
026-226-2845