月刊俳句誌「ゆめ」俳句会
投句作品
嫌な先輩や、うるさい先輩の居ない新しい俳句会
俳句に文句の言いたい人、俳句や俳句会に不満のある人
とにかく俳句を始めてみなければ何も言えませんよ!
(2025年7月21日~2025年8月20日分・結果)
紫陽花も錆色となる遊園地
百合
盂蘭盆会隣の墓が新しく
和男
盆帰省親父喜び先づ一献
たけし
裃と一文字笠祇園祭
千草
海の家のラーメン美味し鯨波
京子
良く通る声の盆僧未だ若く
弘子
ビヤガーデン焼き烏賊好きの男かな
房子
無住寺に臨時の和尚盂蘭盆会
雄太郎
磨かれし廊下に映る青葉かな
愛
白黒の写真に見入る盆帰省
民雄
炎昼や黒弁柄の格子窓
弥生
土用波引き音強き日本海
一太郎
夏風邪がコロナに変る中学生
孝之
反戦の言葉ばかりの敗戦忌
久美子
大西日老人探す災害無線
ますみ
土用干し使うこと無き物ばかり
裕也
鰻食べに何処へ入らう成田山
優子
熱中症注意の表示ゴルフ場
徹
大統領の折り鶴飾る原爆忌
次郎
敗戦忌語りたいこと山ほどに
ガロ
故郷の盆の行事も懐かしく
光恵
古代蓮誘い断る昼下がり
陽子
観光地ソフトクリームに長い列
吾郎
今日も又冷奴で良し爺と婆
嵐山
七夕の願ひは今もケーキ屋さん
ひとみ
浴衣を着綿飴の列姉妹かな
敦
コンビニの鰻弁当お土産に
裕次郎
リハビリの夫の汗拭くバスタオル
よし子
クーラーの下のままごと犬も居り
節子
どつさりと胡瓜を貰ふ勝手口
秀樹
早生林檎子供の頃の味のまま
篤志
囮鮎商ふ店も今年まで
美奈
土手の道どんどん狭く草茂る
政治
敗戦日語りし父の遺影かな
義弘
バス停に丈より高く立葵
美保子
紫陽花のまだまだ盛り戸隠道
旋風
酷暑かな良寛の文字伸びやかに
坊主
日傘差し何時まで続く立ち話
アメリカン
土用鰻朝から店に行列が
直治
お寿司屋に鰹入荷の太き文字
まさる
鮎釣の馴染みの爺さん今年また
凡太
青田波米騒動は続きさう
憲子
釣人の置き忘れたる麦藁帽
勝彦
380-0911 長野市稲葉39-1
026-226-2845