月刊俳句誌ゆめ俳句会

俳句教室 寸評と指導


2017・7・21制作


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7月分講評・添削(抜粋)

野の花を残し草刈る荒し畑  蒼水
   上五を「草の花」としますと秋の季語ですので、うまく逃げました。類句多数ですので、私は取りませんでしたが、
  先人の足跡を辿り上達するものですから、この句はこれで良いのではないでしょうか。


闘牛の勢子の掛け声青嵐  広子
   臨場感いっぱいの俳句が出来上がりました。上手い句です。ただ、闘牛は春の季語となっていて、青嵐の季語があ
  りますので季重なりです。この作者は新潟の人ですので、山古志の闘牛のことなのでしょう。ここの闘牛は年間を
  通して開催されていますので、季語ではないと勘違いされたのでしょう。
山古志の名称は「牛の角突」の名称が昔か
   らのもののようですので、この言葉にしましょう。
   「牛の角突き勢子の掛け声青嵐」

蛍火のひとつは高く舞ひ上がり  チエ子
   このぐらいの内容でまとめてあれば、何処に出しても恥ずかしくはありません。

黙々と冷奴食ふ反抗期  文子
   反抗期を使った俳句は、昔流行りましたね。こういう言葉の面白さを狙った俳句は「黙々と草餅を食ふ反抗期」の
  ように
季語が動くのが欠点です。先人の足跡を辿りながら、早く追い抜きましょう。


雨の夜や源氏蛍も傘の中  妙香
   助詞の「も」が在るお陰で、他に傘に招き入れたものは…と、想像の膨らむ佳句になりました。俳句は一句から百人
  百様の解釈が生まれます。川柳となると浮かぶ情景は作者が意図した「ただ一つ」です。この辺りの違いが分かる
  ようになると、今巷で「俳句」として罷り通っているものも半分以上はアウトとなってしまいます。先生と呼ばれ
  ている自称俳人、選者となって川柳を盛んに選んでいる自称俳人が多いのは、何とも嘆かわしいですね。


舟宿の朽ちし板壁夏の海  栄子
   趣のある俳句で、これで良いですよ。
   「乾き切る宿の板壁夏の海」

麦の秋介護保険の交付証  まさ子
   季語が合う合わないは、議論になるところですが、通用する形にはなっています。ただこうした句は、日々の暮ら
  しの日記代わりには良いのですが、俳句として世に問うような性質のものではありません。なぜなら季節感とは全
  く無縁のものだからです。俳句の基本は季節感を詠むものです。「
大寒や介護保険の交付証」の季語の方がまだ良
  いという人だって居るかもしれませんよ。こういう内容の句は、関係者が喜んでくれたらそれで良しとしましょう。


留守三日ちよつと乱れた初夏の庭  満知子
  こういうのは文章です。俳句とは、事情や状況を説明するものではありません。ただ、俳句知らずや俳句初心者は
  分かり易さからこういう句に点を入れたがります。何処に行ったかなどを入れて、読み手の想像が膨らむような内
  容に近づけましょう。

   「房総の旅から帰り草むしり」

鈴蘭の鈴を振りつつ揺れ合へる  百合子
   あり触れた擬人法は、小学生に任せて置きましょう。そうしないと、俳句も作者も幼稚な印象でしかありません。
  どうしてこうなるかというと、季語について詠むから、鈴蘭=鈴のような貧弱な発想になるのです。先ずは景色を
  詠んでみませんか。俳句原点は花鳥諷詠です。

   「鈴蘭の夜目にも白き山の畑」

トラックに牛も若葉の北陸道  美枝子
   この句は、助詞を一字変えるだけで、素晴らしい俳句になったのに、勿体無いことをしました。
   トラックの牛も若葉の北陸道」

万緑に小鳥達は鳴ききそひ  童可
   俳句における動植物は、ほとんどが季語ですので、動植物を詠むのであれば、その詠んだ動植物を季語にしないと、
  読み手の関心はそちらに向きますので、第三者にとってはこの俳句はつまらないものになってしまいます。またこの
  句には、「鳴ききそひ」と作者の主観が幅を利かせています。人間は、花が複数咲いていたり、鳥や獣が複数鳴いて
  いたりすると、それこそ条件反射のように「競い」と競わせてしまいます。動植物は競っているわけではありません
  ので、こういう思い込みが「主観」という作者の感想なのだということに気付いてください。余りに慣れ親しんだ言
  葉なので、自分の吐く言葉が、他人の表現の受け売りとも気付いていないのです。俳句をやる以上は、ここに気付か
  ないと名句は生れません。

   「妙高に鳴く不如帰雨兆す」

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